狭心症の薬と併用すると危険な副作用が起こる
狭心症を患っている人は、シアリスを服用できません。
狭心症は、心臓から全身に血液を送るための冠動脈が狭まってしまう病気です。狭心症を発症すると血流が悪くなり、血液中の酸素や栄養が、全身に十分に行き渡らなくなります。全身に血液を送り出そうとして、心臓に負担がかかり、心筋梗塞に発展する危険があります。
狭心症の治療には、ニトログリセリンなど、血管を拡張させる薬が使われます。
一方、シアリスにも血管を広げる作用があります。そのため、ニトログリセリンとシアリスを併用すると、血圧が過剰に下がり、めまいやフラつき、失神といった症状が出る恐れがあります。
過剰な血圧低下そのものも危険ですが、めまいや失神が原因で転倒し、頭を強打してしまうという危険性もあります。
狭心症の治療薬を使っている人がシアリスを使う場合は、医師の判断を仰ぎましょう。
抗生物質や抗ウイルス薬との併用も注意が必要
「リトナビル」や「クラリスロマイシン」など、一部の抗生物質や抗ウイルス薬を飲んでいる人もシアリスを服用には注意が必要です。
これらの薬とシアリスを併用すると、重い副作用が起こる恐れがあります。大抵は、不快感や下痢、動悸といった軽い症状ですみます。しかしまれに、脳卒中や心筋梗塞が起こる場合もあるのです。
万が一、これらの薬とシアリスを併用して副作用がでたときは、薬を飲むのをやめて、病院で医師の診察を受けましょう。
シアリスは医師に処方してもらうことなく、インターネットなどでも購入する事が可能です。しかし、病気の治療のために別の薬を飲んでいる人は、自己判断で購入・服用することは避けましょう。
別の病気の治療薬を飲んでいる人が、シアリスを使いたい場合は、病院で医師に相談しましょう。