EDは年をとるにつれて起こりやすくなる

男性ホルモンの低下と血流の悪化がEDをまねく

EDは、加齢に伴い、発症率が高くなります。

EDの原因としてまず挙げられるのが、男性更年期障害(LOH症候群)です。LOH症候群は、加齢やストレスにより男性ホルモンの分泌量が低下し、認知機能・心理機能が低下した状態を指します。

勃起は、脳が性的刺激を感じることで起こります。しかし男性ホルモンの量が低下すると、性的刺激を感じにくくなり、勃起も起こりにくくなってしまいます。

男性ホルモンの分泌量は、加齢と共に低下します。また、過剰にストレスがかかっていると、ホルモンの分泌が乱れ、EDの原因になります。

EDの原因は、男性ホルモンの低下だけではありません。血管障害によって起こるEDもあります。

勃起は、陰茎海綿体に血液が流れ込むことで起こります。しかし、動脈硬化や、血管の損傷があると、陰茎海綿体まで血液が流れにくくなり、十分な勃起ができなくなるのです。

血管障害は、年齢を重ねるごとに発生リスクが高まります。長年の間、血管に負荷がかかることで、血管障害が発生しやすくなるのです。

動脈硬化はEDの大きな原因

EDの大きな原因の1つが、加齢に伴う動脈硬化です。

勃起は、陰茎海綿体に血液が流れ込み、拡張することで起こります。また、血液は、血管の壁が収縮することで全身を流れます。しかし、血管壁の弾力性は、加齢に伴い失われていきます。血管壁の弾力性が失われると、血液の流れが悪くなり、陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まなくなります。その結果、EDが起こるのです。

血流が悪くなると、脂肪やコレステロールが1箇所に溜まりやすくなります。1箇所に溜まった脂肪やコレステロールは、血液の通り道を狭め、血液の流れをさらに悪化させます。

加齢やストレス、不規則な食生活が長年にわたって続くと、動脈硬化はどんどん進行していきます。

EDを防ぐためには、生活習慣を見直し、適度にストレス発散して、動脈硬化を予防することが重要です。

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