ED治療薬を服用して得られる効果
病気や精神的な問題などが原因で、男性器が勃起しなくなってしまう状態を、ED(勃起不全)といいます。
EDを根治するには、原因となっている病気を治療したり、カウンセリングを受けたりして、原因を取り除く必要があります。一方、ED治療薬を使えば、一時的に勃起機能を回復することが可能です。
ED治療薬は錠剤として使われます。性行為を行う30分から1時間くらい前に服用することで、性行為に十分な勃起ができるようになります。
ED治療薬は、あくまでも勃起機能を回復させる薬です。性欲を増進したり、性的興奮を高めたりする効果はありません。
また、原因となる病気が重度のものだったり、怪我で陰茎が変形したりしていると、ED治療薬を用いても効果がない場合もあります。
ED治療薬の効果の秘密
ED治療薬には、血管を広げる作用があります。
有効成分が血管を広げることで、陰茎の海綿体に血液が流れ込みます。流れ込んだ血液によって海綿体が膨らみ、陰茎が勃起するのです。
また、ED治療薬を飲むことで「薬を飲んでいるから大丈夫」という気持ちが生まれます。そのため、ED治療薬は精神的な原因によるEDにも効果があるのです。
個人差はありますが、ED治療薬を服用すれば効果が3時間から5時間ほど続きます。効果は一時的なもので、ED治療薬を飲んだからといってEDが完治するわけではありません。
一方、ED治療薬に依存性はないため、継続的に服用することができます。そのため、性行為を行う際、その都度飲むことになります。
ED治療薬に含まれている有効成分や物質の配合量は、製品によって異なります。いずれも基本的な作用は変わりませんが、効果の出始める時間や、効果の持続時間、また、添加物の種類が一部異なります。
「ED治療薬を飲んだけど効果がなかった。でも別の薬を飲んだら効果があった」ということもあります。